勉強のポイント1 所得税の税額
所得税の税額について
生保応用課程の計算問題は、ほぼパターン化されています。
ここでは、所得税の税額について、計算方法を覚えましょう
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所得税の税額の計算問題は、出てくる項目や数字が多いことや、流れが複雑なこともあり、苦手意識がある人は捨ててしまうことすらよくあります。
しかし、出題頻度は高く、また、流れさえ知っていれば、あとは足し算引き算レベルでほとんど解けるうえに、数字のほとんどは問題文に書いてあるので覚えることも少なく、実はサービス問題なのです。
所得税の税額の計算ができない人のほとんどは、「計算の流れを覚えていない」ことが原因なので、ここでは計算の流れを把握しましょう。
計算の流れは次の通りです。
<計算の流れ>
①各所得の計算を行う(給与所得や一時所得など)
②総所得の計算を行う(各所得を足し算)
③所得控除を行い、課税所得を求める(社会保険料控除、生命保険料控除、基礎控除などの額を引き算)
④税額を求める(課税所得×税率-速算控除額。税率と速算控除額は、問題中の表として与えられる)
⑤税額控除を行い、最終的な税額を求める(住宅ローン減税などを引き算。あまり出題されない)
細かい項目などは差し置いて、まずは流れを把握してください。項目が多いですが、迷子にさえならなければ足し算引き算なので、あとは問題を解いていけば自然と解けるようになります。
自分で確定申告をしたことがある人は、イメージもしやすいはずです。所得税の税額の知識は、住宅ローンを借りた際の減税など、実生活においても役立つことが多いので、是非身に付けてください。
また、計算の流れを忘れてしまっても、例えば一時所得の求め方など、基本的な知識があれば、得点を積み上げることも可能なので、しっかり基本的な内容も覚えておきましょう。
<よく出るポイント>
一時所得の課税対象金額 = (総収入金額 - 必要経費 - 特別控除50万円) × 1/2
なお、所得控除など、ほとんどの数字は出題で与えられますが、基礎控除の38万円だけは、出題頻度も高く、また出題では与えられないので、覚えておいてください。
<出題例>スポンサーリンク